新鮮であると同時に未熟な心の葉っぱ

先日とても興味深い記事が掲載されていたので

ご紹介したいと思います

 

『初心忘るべからず』

この言葉は一般的に

初めの新鮮な気持ちや

高い志を忘れないように

と用いることが多いのですが

本来の意味は少し異なるというものでした

 

室町時代、世阿弥が記した言葉だそうです

そこには3つの提示(3か条)がされているそうです

①是非の初心忘るべからず

②時々の初心忘るべからず

③老後の初心忘るべからず

そしてこの「初心」とは

新鮮な気持ちではなく

「未熟さ」を指しているとのこと

 

①の「是非」は若い頃の未熟な芸を忘れないこと

その比較でその後の向上がわかると説いてるそうです

②「時々」とはそれぞれの年齢、キャリアに応じた芸のこと

歳を重ねても

初めて学ぶ芸は未熟なはずであり

そこから鍛錬をし、ひとつひとつ繋げること

③「老後」は老年に合う役割や芸のこと

そこにも初心はあって

それを忘れなければいつまでも

向上の余地はあるということだそうです

 

どんな年齢や立場でも

自分の未熟さを見つめ

乗り越えるよう一生精進を続け

次代へ継承する

その積み重ねで

果てしなく

芸が発展していくことが

初心忘るべからずのメッセージだそうです

 

 

初めての社会人

初めて就く役職

初めて呼ばれる「母/父」など家族の名称

今日からトライする

あらゆる「初めて」に

真摯にその未熟さを受けとめ

ステップアップを

心がけることができれば

いつのまにか

どんなことも

上達やレベルアップはしていけるのだと

改めて学ばせていただきました

 

こうしてきっと

いくつ歳を重ねても

輝き続ける方でありたいものです

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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