「ふたりだけの頃は、仲良かったんですけどね」
子育てをされている
男性や女性から
パートナー関係について
そのようなお話を
伺うことがあります
交際中の頃や
結婚して
まだお子さまが
いらっしゃらない時期について
「あの頃はもっとわかりあえていたんですけどね」
ふたりだけの頃に
大きな不満や不安が
なかったのは
お互いの違いを
尊重しあえていたからかも
しれません
相手は
仕事に励みたいタイプの人
嫌なこともあるひとりの人間
「相手は相手」
「自分は自分」
”自分と違う”ことを
自然に認められる
”違い”を
尊重できていたのでしょう
ところが
お子さまを介することで
”自分と同じ”を
強く求めてしまっている
のかもしれません
「自分だって仕事してるのに」
「自分だってこんなこと嫌なのに」
子育ては
ふたりで育むもの
そう強く感じるほど
相手に
「自分と同じ」を
求めてしまう
また
子育ての価値観で
揉めるケースがあります
ここで
お互いに相違することは
お子さまの存在を
あたかもご自身のように
感じてしまうことです
親にとって
お子さまは
”もうひとりの自分”
そう感じられる方は
とても多くいらっしゃいます
だからこそ
それぞれ違う人間である
両親おふたりが
ひとりのお子さまに
お互いを重ね
別々に二人分を
求めてしまうことで
揉めてしまうケースです
「僕はこうする方が良い」
おひとりが
ご自身の良かった経験を重ね
「わたしはそうしない方がいい」
おひとりが
苦い辛かった経験を重ね
真逆の言い合いになってしまう
ここでも
それぞれ”違う人間”である
ということを
見失われているかもしれません
もうひとつ言えば
お子さまも
両親とは違う
ひとりの人間ということです
もし
以前とは違う揉め事が
増えているときは
相手の違う点を
気にしすぎていないか
”自分に問う”ことを
してみると
許せることや
お願いすることが
しやすくなるかもしれません
つないでいた
おふたりの手の間に
お子さまの手が
入るようになり
和やかな
家庭と呼ぶ距離感が
生まれていたとしても
たまには
またおふたり同士の手を
つないでみると
違う気持ちが
見つかるかもしれません
おふたりの関係に悩む方はこちらもご参考ください⇒カップルカウンセリング
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