「自分も風景になる」

以前見ていたドラマの
登場人物(食事に来たお客様)のセリフなのですが
とても印象に残っています

場面はカジュアルフレンチのレストラン
※以下、なんとなくこんな言葉だったなあ程度なので、セリフは正確ではありません
仕事のあと
シックなワンピースにわざわざ着替え
来店されたお客様との会話の中で
店員の方が
「うちはラフな格好で来ていただいて大丈夫ですよ」
と言われると

「お店では、私も他のお客様の風景になるでしょう」

サラッと返すそのセリフに
とても素敵だなあと感銘を受けました

職場や家への訪問客など
迎える立場であれば
お客様目線を意識することはあっても
自身が客として来店する際
そんな素敵な意識はなかった私です

旅先などで会う素敵な風景は
1枚の葉
ひとつの花
1本の木
ひと粒の砂
一握りの雪
ひとすくいの水
一度限りの空
ひと光の陽光
そんな小さなものが重なり合って
織りなす景色なんですよね

自分の人生は自分が主役
そして
誰かの人生の中では
主要人物のこともあったり
その他大勢のエキストラにもなる

今日も
一人ひとりの存在が
誰かの風景を
織りなし彩ります

ひとりでも多くの風景が
優しい笑顔や言葉に
彩られますように

彩られていく街を眺める少女

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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