朝もやの燕岳からの景色

初めての山登りの翌月、2019年9月

2回目の山登りは、私のバイブル本にも掲載されている『燕岳』にトライしてみることにしました。

初心者向けで、山小屋もとっても素敵な印象だったので、ワクワクな気持ちで決めました。

前日、麓の『有明荘』に宿泊。お食事も種類が多く、豪華で美味しかったことに加え、温泉が最高!とっても素敵な渋い貸切風呂で、山登り前から既に満喫。日帰りでも入れる浴場もあるのですが、宿泊者が入れる貸切風呂にゆったり入りました。「もう、温泉だけでもいっか」と、悪魔のささやきが聞こえてきそうな中、翌朝に向けて、軽く乾杯ビールのあと、早々と就寝、Zzz。

翌朝、8時前に登山口(1462m)へお宿から歩いて向かいました。しっかりと曇っていて、雨の心配はありましたが、レインパンツを初めから履いて、いざクライムオン!

燕岳は、道中、ゴロゴロとした岩もあって、しっかり足をあげて登るので、運動不足の私はすぐに息切れ。休憩場所も多いので、こまめに休みながら、登りました。途中小雨はあるものの、レインウェアは蒸し暑く、何度も脱いだり着たりと、衣服調整が、予想よりこまめに大変でした。

昼食の目標地点『合戦小屋』には、予定時間のお昼前には到着。本にはスイカが有名とありましたが、季節的に終わっていたのと、立ち止まると冷えてくるので、うどんを注文。持参のカップヌードルも一緒に、仲間とシェアしていただくことに!私は、外でカップヌードルなんて、機会がないので、秘かに楽しみにしていました。・・・そして、想定外の事件が・・。朝、お湯をいただいてたのですが、カップヌードルに注ぐと、まあ、なんとぬるいことでしょう!!!かつ、まあ、なんと時間がかかることでしょう!!人生でこれまでにないくらい、ぬる~いカップヌードルをいただきました・・。それもあって、注文したうどんの、なんと美味しいことでしょう!!!人生の酸いも甘いも知った瞬間でした。。

お腹を満たし、気持ち切り替え、いざ頂上へ向けて出発。普段、運動不足の私には、足を上げることが、徐々にきつくなってくるのですが、ようやくゴールの山小屋が見えてくると、手前に張られている色とりどりのテントに、一気にテンションアップ!雨の登山となりましたが、登った達成感と、写真で見た山小屋『燕山荘』にウキウキでした。(下の写真は到着時、燕山荘前にて)

運動不足にはちょっとハードでした

お部屋は、ロフト2階の4人用。一人分の布団を敷くとそこだけが自分のスペースなのですが、ちょっと棚もあって、荷物を置け、なんだか学生時代の合宿みたいで、とっても嬉しかったです。荷ほどきを簡単に済ませ、早速喫茶室に向かいました。既にたくさんの方がいらっしゃり、ワイワイ賑やかな雰囲気が、これまたこんな山の上で安心感を与えてくれます。お目当てはもちろん、生ビール!!私は普通のジョッキでしたが、仲間はなんと大ジョッキ!キンキンに冷えたビールに驚きながら、14時のおやつ、美味しくいただきました!

天候が悪いので、燕岳頂上は翌日に変更し、濡れたウェアなど乾燥室に入れたあとは、山小屋を散策。豊富なお土産コーナーで、私は手ぬぐいやら、ピンバッジやら、修学旅行生のような時間を楽しみました。階段のステンドガラスのライトが可愛かったなあ。燕山荘はとっても広くて、私たちが宿泊する棟とつながる棟があり、雑魚寝の広いお部屋も、人がたくさん。若い方から、ご年配のグループなど、どこも賑やかで楽しい声が聞こえました。

夕食は、好物のハンバーグ!同じテーブルの人同士で、よそったご飯やお味噌汁を配って、本当に合宿所気分。デザートまでいただいたあとは、小屋のオーナーのホルン演奏を聴かせていただきました。山小屋は非日常の時間で、本当に楽しくて、眠れるか心配したのですが、すぐにぐっすり朝まで眠りました。

幻想的な日の出

翌朝、日の出前に朝食を済ませ、小屋の外へ。前日の雨も上がり、初めはモヤがかかっていましたが、幻想的な日の出を拝むことが出来ました!多くの方が感嘆の声にシャッターを切られていました。そのまま、燕岳にそのまま登頂!

明るくなり始める山の上

かわいいイルカに見えます

イルカ岩など、名所を楽しみながら歩いていると、強い横風が、前を歩くお兄さんの帽子を飛ばしてしまいました。谷底に転がり飛んでいく帽子を、あららと見ていると、「!!!」昨日買ったばかりのピンバッジを付けたマイ帽子がふわり!とっさに仲間に拾ってもらえたので助かりましたが、危うく一緒に谷底に消えちゃうとこでした・・。

燕岳からの朝の景色

山小屋に戻り、身支度を整え、私たちは下山の途へ。ここから、常念岳に向かわれる方もいらっしゃいましたが、まだまだ初心者の私にはそんな体力気力も備わっておらず、今回は山小屋に大満足で下山しました。

今回も無事登れました

(↑下山前に記念撮影)

ここでなめていたのが、下山道。お天気も回復し、下りは登りよりペースも早く、スイスイと下っていたつもりが、膝も太ももも、腕もガクガク・・。登り以上に、後半は言葉も出せないしんどさ。やっと戻った登山口では、すぐに歩けないくらい疲れ切っていました。その後、本日のお宿に向かうのですが、まだこの時は、翌日から襲い掛かる全身筋肉痛の恐ろしさを知らない私なのでした・・。

デビューの乗鞍は、あれは登山じゃなくトレッキングいや、ハイキングだったと思うほど、この燕岳で本当の登山デビューを実感した二日間でした。

この旅を機に、いろんな方の道具を見て、いよいよ山グッズへの意欲が駆り立てられていくよしこさんなのでありました。

次回につづく・・

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