クリスマスを
特別に感じていた頃が
ありました
一緒に過ごしていた時よりも
別れた後のクリスマスは
特に・・・
「吹っ切る」という言葉が
周りから
投げられていたけれど
それを
冗談ぽく
笑い飛ばしながら
流していました
だけど
本当は
静かに
少しずつ
ゆっくり
味わうように
別れた時間を
受けとめていました
花火と共に散った恋は
街路樹の銀杏を黄色く染め
冬のイルミネーションで
街を彩り
思い出の
大きなツリーの前に
立ちどまらせていました
「花火よりも綺麗だな」
小さく呟いてみると
隣の小さな女の子が
「花火じゃないよ」と
笑ってくれて
その瞬間
心のどこかに残っていた恋を
終わらすことが
できました
そんな
彼女は
今年も子どもの手をひきながら
賑やかな冬の街を
足早に通り過ぎます
ツリーに立ち止まることもなく
しっかり
両手をつなぎながら
通り過ぎます
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今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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