大きな節目の卒業証書授与式

フルネームで

「さん」付けもせず

名前を呼ばれる

そんな機会は

学生を終えると

職種にもよりますが

あまり機会は

なくなるように思います

 

ようやく咲き始めた梅の花

まだ

冬のような

冷たい空気も感じる昨日

上の子の

高校卒業証書授与式に

出席しました

 

「卒業証書授与」

静まる式場に

担任が読み上げる

ひとりひとりの名前を

耳にしながら

感じられたこと

 

この子たちにとって

進級後の2年間は

多くの制限に伴い

我慢を強いられた青春時代

大人とは異なる意味で

2度と戻らない

辛い時間になってしまったけれど

そんな中でも

工夫や助け合いを重ね

思い出を築き

ひとりひとりが

無事に卒業を迎えられた感慨深さを

顔も知らない生徒にであっても

じんと胸に感じました

 

親として

保育園時代からこれまで

それぞれの

節目の春を迎えてきました

 

自身の育児格闘との思い出も重なり

周囲も気にせず号泣の

保育園卒園式

子どもの成長ぶりに胸をうち

ほろりとこぼれた

小学校卒業式

ちょっと大人びた姿に

微笑み眺めた

中学校卒業式

そして今

最後の制服姿を

目にし

最後のわが子の呼名を

耳にし

まるで

自分が呼ばれるような

緊張感と共に

清々しい晴れやかな気持ちを

感じられました

 

これからも訪れるであろう

進学・就職の

節目の春

その場面には

あなたひとりの姿で

立ちあがっていることでしょう

 

呼名のあと

立ち上がった

わが子の後ろ姿に

心の中で出た言葉は

 

「行ってらっしゃい」

 

さあ、いざ行かん

これから始まる

自由と責任の冒険に

大波小波も

晴れも嵐も

あなたなら進める

仲間を信じ

感謝をもって

自分の志に向かって

 

行ってらっしゃい

 

旅立ちを

見守られる保護者の皆様へ

おめでとうございます

そして

まずはここまで

お疲れさまでした

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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