お気に入りの絵本を読む女の子

病院は楽しい所

お子さまの通院
子どもたちは診察は苦手でも
通うことに楽しみを感じていたりします

わが家でも
小学生低学年くらいまでは
しょっちゅう
小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科に通っておりました

わたしは
時間も拘束されるので
結構通院が続くと
うんざり気分が多かったのですが
意外と子どもたちは
・お気に入り絵本
・新しいおもちゃ
・もらえるシールや消しゴム
・お友だちに会える
など、楽しみに通っておりました

ただ、小児科はまだお子さまばかりで良いのですが
それ以外の診療科や大きな病院では
他の大人も多いので
親としては周りに気を使う場面もありました

ある病院で
うちの子ではなかったのですが
遊んでいた子どもが
看護師さんから注意される場面がありました

そこは小さなキッズスペースもあり
お子さんはそこで遊んでいたのですが
声を出して絵本を読んでいました
わたしからすると
そんな大声でもなく
普通の会話程度の音量でしたが
「こら!他の患者さん、みんなうるさいって困ってるでしょ!」
と頭ごなしに注意されていました
お母さんが慌てて謝られておりましたが
他の患者さんって
うちの親子と高校生くらいの子がひとりだけ・・
(ん~、そんないきなり怒鳴りつけなくてもなあ・・)

その様子に
うちの子がわたしの耳に
「あんなん、うるさいって言うけど、あのおばちゃんの方がうるさいやん。さっきから、ずっと受付の人としゃべってるで」
と小声で言ってきました
ほんまやねと、苦笑を返していると
そのお母さんがこちらに謝りに来られました
何だかわたしの方が申し訳ない気持ちになって
「だいじょうぶですよ。上手に読んでたね~」
とお子さまを褒めてあげると
しょんぼり顔のその子は
にっこりしてくれました

確かに
子どもの声は甲高い時もあったり
ずっとしゃべり続けることもあるので
不快に感じられる場面もあると思います
それでも注意されると
その理由が納得できれば
子どもはちゃんと理解してくれます

どうして声を出してはいけないか
誰がなぜ困るのか

その時のお子さまは
音読が怒られた理由はきっとわからなかったのに
お母さんが謝った様子に
お母さんに対して申し訳なかったのだと思います

電車、お店、病院など
公共の場においてのルールは
親として子どもたちに教えてきましたが
納得いかない、よくわからないことには
子どもたちは尋ねてくれました

そのたびに親子で
ルールってなんだろうねと
話し合いをしながら
学び合い気づきあう時間を通して
わたし自身も
成長させてもらえております

『なんでかな?トーク会』
たまには家族で
感じる『?』について話し合ってみると
面白いですよ

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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