やわらかく優しさを感じる雨の撫子の花

今月のくれたけお題、ふたつめにお答えさせていただきます

梅雨にひたる

梅雨で一番困るのは

わたしの場合はお洗濯です

なかなか乾かない部屋干しが

窓際に並びます

雨の日は

射しこむ陽光が薄いうえに

余計に陰になり

部屋全体は薄暗い感じ・・

 

ってな状況だからこそ

あえて

その雰囲気にひたる

懐かしい音楽を流して

ちょっとモダンな気分で

若かりし頃のアルバムなんか

開いてみちゃったりして

薄暗い静かな部屋にひとり

切ない思い出

淡い言葉

めくるページ

・・どうですか

ちょっとドラマの1場面みたいな

そんな気分に

あえてひたる!

ひたってしまえば

くたびれた洗濯物も

なんとなくノスタルジック

もう自分の世界

 

梅雨だからこそ

明るい話題

明るい照明

元気な声

美味しい食事

などなど

元気パワーを

求めることもありますが

あえて

こんな時期の切なさを

一句詠んでみるのも

乙ではないでしょうか

 

ひさかたの 雨は降りしく なでしこが

いや初花(はつはな)に 恋しき我が背

~万葉集より、大伴家持~

(意味:空からの雨は降り続きますが、咲いたばかりの、なでしこのように、恋しく思われるあなたです)

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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