傘の下のふたり

どうして あなたには 伝わらないのだろう

傷つけたいわけでも
苦しめたいわけでも ないことを
守ろうと がんばってきたことを

どうして あなたには 愛してもらえないのだろう

ただ 気づいてくれると 信じていた
「寂しい」 ということを

黙って 抱きしめあえれば
ふたりは まだ一緒に
ひとつの傘で 笑いあえたかな
半分ずつ 肩が濡れても
手が 冷たくなっていても
何も 言葉が なくても
隣に 感じる
それだけで 幸せなことを

ひとりの傘は 広すぎて
濡れない けれど
寒いです

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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