時間の過ごし方を考える砂時計

昨日1日
今週1週間
どのように過ごされましたか?

友達と映画に行ってきた
仕事で会議があった
家の大掃除を始めた
など 過ごし方はいろいろですよね

心理学の『交流分析』の中に
<時間の構造化>
といった 考え方があります
これは 次の6つのカテゴリーに 過ごした時間を 分類し
ストローク※の密度(濃さ)を 考えるものです
  (※相手や自分への言葉や働きかけ、以前のブログもご参考下さい)

①閉鎖・ひきこもり
自分から意識的に他者とのやりとりを避ける時間
(例)ひとりで読書、会議で居眠りなど
②儀式・儀礼
形式(マナー・ルールなど)に従った相手と軽いストロークをやりとりする時間
(例)ご近所の方と挨拶、名刺交換をするなど
③雑談・気晴らし
特別な目的を持たず、他愛ないストローク交換で過ごす気楽な時間
(例)昼休憩に同僚とおしゃべり、友達と旅行など
④活動・仕事
目的に向かって生産的な行為をしている時間
(例)家族の夕食を料理する、仕事で残業するなど
⑤ゲーム
同じことを繰り返し、後味の悪い感じを残すやりとりの時間
(例)子どものことで夫婦喧嘩をする、アドバイスをしても聞いてもらえずイライラするなど
⑥親交・親密
お互いに信頼しあい受容し、心が通じ合う本音の時間
(例)家族や友人と心ゆくまで話し合いができたなど

例えば2時間の会議の中でこんな人は・・
・午後からの仕事のことばかり考えていて、会議内容があまり聞いていなかった人
⇒①の事例(閉鎖・ひきこもり)
・会議開始時の冒頭あいさつをして離籍した人
⇒②の事例(儀式・儀礼)
・隣の人と、昼食をどこへ食べに出るか話していた人
⇒③の事例(雑談・気晴らし)
・意見をまとめる進行役をしていた人
⇒④の事例(活動・仕事)
・議論の中で、言い合いとなり机をたたいている人
⇒⑤の事例(ゲーム)
・本音の意見を出し合い、お互い納得し、新たな気づきを得ている人
⇒⑥の事例(親交・親密)

同じ 物理的な状況でも
他者との かかわりの中で
人 それぞれ
どんなストローク(肯定・否定)を
受けたり 渡したりするかは 異なります

自分のための ひとり時間は 「閉鎖」であっても
それも 大切な時間
「親密」ばかりでなく 「雑談」で軽くかかわることも
息抜きに 大切な時間
どの時間が 長い・短い ではなく
自分の心に バランスよく
人との かかわりの時間を 持つ
それが 大切なのだと思います

なかなか 交流の場が 持ちにくい昨今
せっかくの機会が 持てた時には
意識した かかわりを
心がけたいですね。。

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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