カエルのクリスマスソング合唱

この地球には 様々な生物がいます
今日は 「カエル」から学ぶ技術研究話題をご紹介いたします

田んぼから カエルの合唱を聞いたことってありますよね
「ゲロゲロ、クワックワッ」
繁殖期 真っ暗なな田んぼの中で
オスが鳴いて メスがその声を聞いて近づくそうです

じつはここに 法則性があるそうです
筑波大学の研究担当の方のお話では
「自分の位置を鳴き声で知らせなければいけないけれど、同時に鳴いては自分が目立たない。
それで個々のカエルは数秒単位のスパンで交互に鳴いています。
しかし、数十分スパンでは、一斉に鳴きだし一斉に鳴くのを止める。
これはおそらくエネルギー消費を抑えるカエルなりの戦略法だと思われます。」

研究では 鳴き声に反応してLEDライトを点灯させる「カエルホタル」という
音声可視化装置を考案され
田んぼのあぜ道に何十台も並べられたそうです
その結果 個々の位置関係や発生のタイミングが掴め
カエルの合唱を可視化してみると
それは結合振動子系という数理モデルで再現できるとのこと

この法則は 次世代の無線センサーネットワークに応用できるかもしれないと考えられました

「近くの端末同士が情報をバケツリレーのように受け渡すシステムでは、
互いの干渉を防ぎ(パケットの衝突を回避)、かつ全体としてエネルギー消費を抑ることに有効」

 

・・・機械音痴の私には 文章だけでは少し難しいお話ですが
それでも 目の前の生物の営みを
自分たちに活かす着眼点に
とても感心いたしました

なぜ 〇〇~なのか
どんな役割や仕組みがあるのか
自分が感じる ちょっとした興味も
何かの発明や 役立つことにつながるかもしれません

そして誰かに伝えてまた広がると楽しいですね
職場や仲間内で
いろんな話がしやすいように
普段のコミュニケーションや空気づくりを
心がけておきたいです

冬眠しているカエルたちも
みんなでクリスマスソングを合唱しているかもです(*^^*)

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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