雪の言葉

今年

思い切って言えたこと

 

「こういうところが嫌やねん」

「僕はこうしてたいんや」

「わたしはずっと我慢してたんよ」

「俺だって頑張ってるねん」

 

辛い気持ち

願望という素直な想い

苦しみつづけた憤り

認めてもらいたい想い

 

交わされた

それぞれの言葉は

まるで

長く降り積もった

冷たい雪のように

心の中から

かきだされたものでした

 

心から解き放たれた

雪の言葉は

きらきら

ひらひら

舞いながら

相手の中に

落ちてゆくと

その温かさで

解けていきました

 

「そんなふうに思ってたんやね」

「ひとりで抱えてたんだね」

「気づけなくてごめんな」

 

冷たい雪も

ふたりで眺めると

すてきな景色にもなります

 

まだひとりで

冷たい雪を

心の中に感じるときは

おふたりで一緒に

かきだしてみませんか

あたたかいものでも飲みながら。。