職場で魔法は使えない

最近職場のご相談の中で

指導担当者や上司の方から

『部下(後輩)の相談対応』

に関するご相談が増えております

 

・どうアドバイスしてあげれればいいかわからない

・自分とは違う境遇なので悩みについて理解しづらい

・つい自分目線で返してしまう

・相談してもらったのに何もしてあげられない、など

 

どのご相談者様も

熱心に部下(後輩)のことを

考えられている様子で

称賛の想いがあふれてきます

 

お話しを伺っていると

多くの方が

魔法使いのような上司(先輩)に

なろうとされているのかな

と感じます

・魔法の呪文で救い出す(何でも解決を答えられる)

・魔法で敵をやっつける(自分がその問題を代わりに解決できる)

・魔法で相手に変身できる(相手の全てを理解できる)

 

使える魔法もありそうですが

とは言っても

あらゆる人や相談内容に使える

万能魔法は

残念ながらありません

 

上司も

カウンセラーも

魔法使いではありません

 

魔法が使えるとすれば

自分にだけ

魔法をかけることができる

自分という

魔法使い

かもしれません

 

もしご相談を受けた際

上司や先輩としてでも

自分を信じる魔法のかけ方を

お伝えしてみると良いかもしれません

・君ならこんなこともできているのだから、自信を持てばいい

・あなたはこんなに考えているのだから、きっと伝わるはず

 

悩むということは

悪いことではなく

成長のための課題でもあります

 

大切なことは

その悩みが消えてしまうことよりも

悩みの消し方や緩ませ方を

自分で身に着けていくこと

 

上司や先輩は

そのための

サポーター(応援者)であればいい

苦しむ部下(後輩)を

本気で応援してくれる

上司(先輩)がいることだけで

悩みの解決への道は

始まっていると思うのです

 

どうぞ

今日も

素敵なサポーターとして

ご相談を受けた際

まずは

「それはつらいよね、嫌だよね、苦しいよね」

相手の気持ちを

しっかり受けとめる言葉から

始めてみてください

 

皆さんなら

魔法使いよりも素敵な

良き相談相手

サポーターに

なれるはずです

カウンセリングではサポートアドバイスも承っております⇒『職場カウンセリング』

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
プロフィール詳細はこちら

コメントはお気軽にどうぞ