家族のプレゼント

プレゼントのリクエストには

その「物」を通じて

「特別な気持ち」を

求めているのかもしれません

 

わが家の子育てアルバムより

上の子小学3年生の誕生日のお話です

 

10歳を迎える誕生日

家族からのプレゼントリクエストについて

本人は3つ悩んでいました

①色詰め替えボールペン

②ネックストラップ

③玄関の鍵

 

下の子に比べ

物欲があまりなかった子どもでしたが

この3つ目にビックリでした

 

当時

上の子に持たせていた鍵は

「裏の勝手口の鍵」

ちょっと狭くて

入りづらい場所でしたが

落とした時を考えたのと

玄関の鍵は特殊なので

合鍵を作るのに時間がかかることもあり

まだ持たせていませんでした

 

まさか誕生日プレゼントに

指定してくるとは!!

 

パパとも相談し

プレゼントは

「玄関の鍵」に決定しました

 

上の子にとって

「玄関の鍵」は

大人に認めてもらえた証

だったんでしょうね

とても喜んで張り切っていました

 

その流れで

まだ「鍵」を持っていなかった下の子は

そのまま「勝手口の鍵」を

譲り受け

それぞれの成長を

称えあっていました(笑)

 

「玄関の鍵」リクエストには

日常の利便性に加え

優越感

責任感

誇らしさ

安堵

喜び

子どもの中で

新たな感情の芽吹きが

あったように思います

 

まだ小さな手のひらにのせてやると

「この鍵重いなあ」

目をキラキラ輝かせたその心には

たくさんの気持ちの重みも

あったかもしれませんね

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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