ブランコで遊ぶ仲良しな子ども

わが家の子育てアルバムより

姉妹(小2と年長さん)の

貸し借りエピソードをご紹介します

 

 

誕生日にアクセサリーを作れるおもちゃを

プレゼントでもらった妹ちゃん

以前から

お姉ちゃんにも貸してあげる約束をしていたのですが

その気配は全くなし・・

いつも

「また今度~」と受け流してばかりでした

 

ある夜

上の子が私にぼそっと

「・・また今度っていつやろ・・」

何だか

ずっと信じて待つ上の子の姿が

不憫になり

わたしは下の子に問いただしてみました

すると

「貸したくない・・」との返事

 

「初めからそうなら、貸してあげるなんて言わんとき!お姉ちゃん、ずっと信じて待ってたよ!!」

と叱ったところ

「○○ちゃん(妹)大切なんやったら、もういいから怒らんといたって」

と、上の子。

何て優しいお姉ちゃんなのだと、

ますます不憫に・・

 

わたしはあらたまって

「貸してくれるの信じて待ってる気持ちをよく考えて、やっぱり大切だから貸せないのなら、謝ってあげなさい。どうするかは自分で考えたらいいから」

と、下の子に伝えました

 

しばらく様子を見ていると

お姉ちゃんへこっそり

「明日やらしてあげる」と言って

私のところへも

「貸してあげるねん」

と、にっこり得意げに教えに来ました

 

自分なりに考えて

決めることができたんでしょうね

 

とにもかくにも

無事に借りることができた、小2の姉

しかし、説明書を読まなかったため

上手にできず

もう一度妹へ

「もう1回いい?」

と尋ねると

「あかん!!」

の妹からの厳しい一言・・

優しいけれど厳しい

はっきり言える妹ちゃんでした

 

貸したくない気持ちと

相手を思いやる気持ち

”あいだ”の気持ちを

みんな感じながら

成長していくのですね

 

大人でも

貸し借りの中で

いい気持ちがしないやりとりは

時にはあります

曖昧な態度は

誤解や余計なトラブルを

招いてしまうこともあります

大切なのは

貸したくない側の気持ちも

信じて待っている相手の気持ちも

お互いに理解して

しっかりと丁寧に

言葉で伝え合うことかもしれません

 

 

この姉妹ふたり

今では

「借りてくな~」

と、相手の返事も待たず

人の服を借りる姉となり

断ることもなく

諦めモード気味の妹に

育っております(笑)

投稿者プロフィール

古坂禄子
古坂禄子くれたけ心理相談室(生駒支部)心理カウンセラー
今日もご覧いただきありがとうございました。
「わかる」「安心する」「和む」をテーマに、日々綴らせていただいております。今日も皆様の心に届き、お役立ていただけますように。
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